「だったら、どうしろっていうんだ! このまま、見殺しにしろって言うのかっ」
『そうは言ってない! 今、詩絵瑠さんに連絡して撤退を急がせるように伝えている。だから、わたしたちも下がりましょう』
「だが……」
『ここにいたって何も出来ないでしょうっ。今は退いて、体勢を立て直さないと』
不承不承、全速力で下がる。
ふと、気になった事を頭に浮かべた。
その返答が、レナから返ってくる。
『……零七小隊の人たちとは、連絡がつかないみたい。
機体情報は確認できているから、落とされてはいないらしい』
「祈るしかない、か。
……クソッ」
折角力を手に入れても、何も出来ていない。
肝心な時に、こんな時にこそ必要なのに。
『そうは言ってない! 今、詩絵瑠さんに連絡して撤退を急がせるように伝えている。だから、わたしたちも下がりましょう』
「だが……」
『ここにいたって何も出来ないでしょうっ。今は退いて、体勢を立て直さないと』
不承不承、全速力で下がる。
ふと、気になった事を頭に浮かべた。
その返答が、レナから返ってくる。
『……零七小隊の人たちとは、連絡がつかないみたい。
機体情報は確認できているから、落とされてはいないらしい』
「祈るしかない、か。
……クソッ」
折角力を手に入れても、何も出来ていない。
肝心な時に、こんな時にこそ必要なのに。