そして、私達はすぐに幼いながら今できる事を精一杯した。そして、2人で窓から海へ向かった。
少しの風がとても気持ちよくて、初めての外、眺めているだけの外がとても素晴らしいと思った。
何より、君とだったからかもしれない。






海はきれいだった。








外は輝いていた。








私はふと少年に
「ありがとう。」
と言った。
少年は、少し笑って、
「どういたしまして。こちらこそ、ありがとう。」
と言った。