お風呂を済ませ部屋へあがり

寝る前に目を疲れさせようと

雑誌をパラパラ読んでいると


ベットの上に転がしていた携帯が

最近めっきり鳴らなかった

大好きな着信音を


部屋中に響かせた。


『な‥んで‥??』

青のランプを点滅させながら

純恋歌―が流れる携帯を急いで取り上げ

震える手で開いたメールには


「何してる?」と

まるで連絡を取っていなかった時間を

誤魔化すように‥

埋めるように‥


いつもと同じ言葉が映し出された。





創真君との最後のメールから

1ヶ月が過ぎようとしている夜だった。