一晩中泣いて,泣いて

気付いた時には朝だった。


学校なんか行く気には
とてもじゃないけどなれず
休んでしまおうと
もう一度布団に潜り込んだけど

一人で居たって
悲観的になるだけだと思い

泣きすぎて重い瞼を無理やり開け
ズキズキする頭の傷みに耐えながら
ベットを出た。

適当に化粧を済ませて
いつもより1本遅い電車に乗る為
重い足取りで駅へ向かう。


昨日あれだけ流した涙は
まだ枯れてはくれなくて

足を進めると共に
身体に伝わってくる振動によって

瞳に溜まった涙がこぼれる。



私はこんなに弱かったっけ?

悠二サンの時はどれだけ
辛くても苦しくても

あまり泣く事はしなかったのに。



今回ばかりは‥

割り切れない。