『それは創真クンの名前を
 勝手に使ってる
 別の人だ』とか,

適当な言い訳を
何度も言い聞かせてみたけど

皐の話を聞く以上

間違いなく相手は創真クン。


車種も,車の色も

車内で流れていたという
〝純恋歌〟も

スカルプチャーの香りも

‥全部,一致する。


あの同じ空間に居れた事に

酷く嫉妬した。