創真クンに気持ちを
伝えてから
10日が過ぎた頃。

創真クンは就職活動を始め
生活リズムがバラバラの為
なかなか頻繁には
連絡を取れないでいた。

せっかく向き合ってくれたのに
逢えなくちゃ意味がない。
知って貰えなきゃ
意味がないのに‥

その焦りから
ついに痺れを切らしてしまい

その日も深夜1時を過ぎて
やっと来た返信に


『私に可能性はないの?』と

言ってしまった。

期待はしてなかった。

‥ううん。
全くしていない訳じゃなかった。

だって,明らかに
気持ちを伝えてからの
対応が変わったから。

向き合おうとしてくれているのが
とっても伝わったから。

手にいれる事が〝全て〟では
ない事を知るには

まだ幼すぎたんだ。