「じゃぁ その気にさせてくれ」

全く予想外の返事に
しばらくの間そのメールを開いたまま
ボーっとしていた。

完璧に拒絶される覚悟だったから。

可能性は0%だと思っていたから。


『うん!頑張る!
 だからいっぱい遊んでね』


―この時誓ったんだ。

私が創真クンに
〝本気の恋愛〟を教えようって。

もう存在を否定して欲しくない。
させたくない。

向き合ってくれたから
とことんぶつかろうと思った。

どんなに苦しくても
ギブアップはしないんだ。

私が教える。

人を想う気持ちを。
想われる喜びを。

創真クンの良さを
全部,全部‥伝えるんだ!と。