親の仕事の都合により
現在は地元の隣の地区に
住んでいた私は

家の場所を
悪戦苦闘しながら伝え

「今から迎えに行く」という
返事と共に

急いで服を着替え
化粧と髪を直しにかかる。

帰っても創真クンとの
メールを続けていた為
今日に限ってまだ風呂を
済ませてなかった事を
本気で良かったと思った。



彼の家から私の家までは
20分もあれば着くはず。

いや,夜だから車の通りも少ないし
下手したら15分位かもしれない。


時計の針が
1分1秒を刻む度に
私の胸は高鳴った。