「……っ!」 ずっきゅうぅぅん! 大きな音をたてて、あたしの胸にハートの矢が一本刺さりました。 グサっときて、深く刺さってきっと抜けません。 うー、神谷先生、不意打ちで微笑むのは反則です……。 「……え、間宮?どうした?」 あたしの態度を不審に思ったのか、神谷先生が訊く。 「あっいや! なんでもないです!」