えっ、どこに行くの? そう訊いても、先生は「お楽しみだから」なんて言って答えてくれない。 そしてあたしは先生たち専用の駐車場に着いた。 「はい、乗って」 神谷先生はたくさんある車の中のひとつを指さして言った。 それは神谷先生の車。 オシャレでかっこよかったら、よく覚えてるんだけど……。