「……アンタが間宮萌?」 そんな女の子のひとりの声に、全員がこちらに寄ってきた。 あたしと女の子たちとの距離は、約2メートルほど。 ち、近い……。 「はい、そうです……」 あたしは怖さで後ずさりながらもそう返事をする。 「時間もったいないから言うけどぉ……」 うしろのほうにいる女の子のひとりが言った。 「アンタ、神谷先生にちょっと気に入られてるからって調子乗るんじゃないよ!!」