「んー、まあいいわ。その呼び出し、ちょっと不安だし行かないって手もあるけど……」 美織ちゃんはうーん、と考えて続ける。 「優しい萌のことだから、どうせ相手を気遣って行っちゃうんだろうし。わたしが色々やっとくから、萌は安心してて」 「う、うん……」 いったいどういうこと? でも、美織ちゃんの言ってることはいつも正しい。だから安心! 怖いような、興味があるような……あたしは妙な気分のまま、放課後を待った。