太郎は、裏の三平が、手伝いをさぼって、

おかあにしかられるところをずっと見ていました。三平のおかあは大声で言いました。

「おまえはめんどうがあると、すぐ逃げる。

まったく誰に似たんだか。

そうじゃ、おとうにそっくりじゃ」