次の日も、そのまた次の日も、健一は周りに群がってくる子達と笑顔で会話をしていた。


「眞中くん、テスト終わったら遊びに行こうよ〜」


「ごめん、予定あるから」


「そうなん?残念」


テストも終わり、帰ろうとすると猫撫で声が聞こえてくるので、杏子はその度にイライラしていた。


―――勝手に遊びに行けばいいやん!!