「杏子、昨日は一緒に帰れなくてごめんね」
「いいよ〜。デートは楽しかった?」
「うん。あっ、プリクラあげるね」
「ありがとう」
鞄の中からプリクラ探す美穂は嬉しそうで、昨日のデートが楽しかったことがうかがいしれた。
美穂は彼氏と写ったプリクラを杏子に渡した。
美穂の彼氏は、一つ年上で杏子達とは別の高校に通っている。
美穂とは中学が同じで、彼氏が卒業する前に、美穂に告白し、付き合うようになった。
プリクラに写っている二人は、とても幸せそうに笑っていた。
しかし、杏子がプリクラを見ている時に美穂が一瞬見せた暗い表情が気になっていた。
―――どうしたんやろう。
杏子は、さっきの美穂の表情を気になりつつも会話を続ける。
「うらやましいなぁ」
「杏子も彼氏作ったらいいのにぃ」
「そんなに簡単に言わんといてよ」
「好きな人とかいてないの?」
杏子の頭に浮かんだのは・・・ニコニコ笑う少年。
―――今、どこにいてるのかな?
杏子は、久しぶりに頭に浮かんだ彼のことを考え、一日が過ぎた。
「いいよ〜。デートは楽しかった?」
「うん。あっ、プリクラあげるね」
「ありがとう」
鞄の中からプリクラ探す美穂は嬉しそうで、昨日のデートが楽しかったことがうかがいしれた。
美穂は彼氏と写ったプリクラを杏子に渡した。
美穂の彼氏は、一つ年上で杏子達とは別の高校に通っている。
美穂とは中学が同じで、彼氏が卒業する前に、美穂に告白し、付き合うようになった。
プリクラに写っている二人は、とても幸せそうに笑っていた。
しかし、杏子がプリクラを見ている時に美穂が一瞬見せた暗い表情が気になっていた。
―――どうしたんやろう。
杏子は、さっきの美穂の表情を気になりつつも会話を続ける。
「うらやましいなぁ」
「杏子も彼氏作ったらいいのにぃ」
「そんなに簡単に言わんといてよ」
「好きな人とかいてないの?」
杏子の頭に浮かんだのは・・・ニコニコ笑う少年。
―――今、どこにいてるのかな?
杏子は、久しぶりに頭に浮かんだ彼のことを考え、一日が過ぎた。