「ビクス王国の末えいについてです…もしいるとしたら、マジェンタ姫の恨みを一身に受けるのは、この方だと思いませんか〜?」

「そうじゃの〜」

「私もこの方の末路が気になって、詳しく調べてみた所、お亡くなりになっている事が分かりました…」

「ほ〜じゃあ、問題ないの〜」

「ええ〜ですが、亡くなり方が妙なんですよ…」

「…と言うと?」

「どうもこの方も、封じられてしまったようなんです…でも、マジェンタ姫みたく場所にではなくて、ラギ殿のように海の生き物に…だそうですよ〜?」

「ほ〜…それで?ルドは、何に封じられたと思うのじゃ〜?」

クメカは目を細めると、たずねた。

「ウミガメに…な〜んて…どう思いますか?クメカ殿」

ルドは笑みを浮かべると、たずね返した。

「なかなか面白いの〜?まるで、わしの事を言っているみたいじゃの〜?」

ほっほっほ…と笑って、クメカは答えた。

「ほほほ…ですよね〜…違いますか〜?クメカ殿…」

ルドは、笑みをくずさずにクメカを見ると、両手で頬杖をついた。