『ゲーム終了です。』 「「「えっ...!!?」」」 大勢の声が重なる。 それは当たり前だ。 だって、誰も「ん」なんか言っていないのだから。 『山岡ゆりさん、相原柚希さん。 「ん」がついたので終了です。』 その音声に、回りが騒ぎ始める。 「ま、待って下さいよ!!私、「ん」なんて―――」 ゆりちゃんの顔は、だんだん曇っていった。