「絶対に、泉は守るから!!!」










そう言って、こちらに微笑みかけた。











「そうだ、あっちの中校舎、被害者続出だよ。

私は、あっちから逃げてきたんだ。

あっちの戦闘が見慣れすぎて、本当の私を見失うところだった...


ありがとう、二人とも。」











言い終わってからすぐに去って行ったが、

最後の時、彼女は確かに笑っていた―――











「中校舎が戦闘中ってことは、
いつ南校舎に鬼が来るか分かんないね...隠れなきゃ!」










翔子は私の手を引っ張り、
反対側にある技術室へ走り出した。