パァンパァン――












「....えっ」












一瞬、頭が真っ白になった。








まさか、もう1分経ってしまったのか―――










ふと、壁に掛かった時計を見ると、









「同じだ...。」









11:17 50秒、さっきと変わらない時刻が表示されていた。










さっきは気付かなかったが、秒針も止まっている。