ケンタローと別れたあと


練習中も心ここにあらずで……



「緋菜危ない!!」


「え?」


と思った時にはもう遅くて


「いったーーい!!!」


部員が打ったボールが


緋菜の頭におもいっきりあたったのだ。


「ハハハッ!大丈夫?緋菜。」


「真希ー、思ってないでしょ!」


「え?バレた?」


この笑っているのは


一番の大親友、高橋真希。