「まー、話は後で聞くから。
とりあえず保健室行こ?」


「うん。」


それから真希に事情を話した


「それただ単に嫉妬でしょ。」


「嫉妬?ちがうでしょ。」


「健太郎先輩が人気者になっていくから
遠くなっていくのが嫌なんでしょ?」


「んー。……そうかな。」


「そりゃ嫉妬だね。それか恋かもね。」


「恋ッ?!ケ、ケンタローに?
それはないない!断じてない!」


「否定は怪しいぞー。」


「やめてよ。幼なじみに恋なんて。」


私がケンタローに恋?


絶対ない!!!


「幼なじみが恋人なんて
よくあることじゃないの?」