「ありがとう!助かったわ!」


そう微笑む珠江。


「何してたんだ?1人で…」


一応、幼馴染だし、心配だし聞いてみた。


珠江は笑い出した。


「両親へのプレゼントよ!大智ったらデート前に私と居たら愛美さんに勘違いされちゃうわよ?」


なんて言うから咄嗟に指輪の入った箱を落としてしまった。


「あっ!やべえ」


拾おうとした時…


「…!大智‼︎」


ドン。


振り向くと同時に鈍い音がした。


ごめん。ごめん。愛美。