放課後、 あたしは春輝の家にいた。 「鈴…大事な話がある。」 珍しく真剣な顔をしている。 「俺…フランスの大学に行く事になったんだ。 そこに叔父さんがいて、実験の手伝いを してほしいって頼まれてさ… まだはっきり決まってなかったから言えなかったけど。 さっきメールが来て正式にきまった。 ごめん…鈴…」