それから月日が経ち、

あたしたちは進路を決めないといけなく
なってきた。

「春輝は、どこの大学に進むの?」

「さぁ?どこだろうね?」

中川くんじゃなくて、春輝

って呼ぶようになったんだ。

「教えてよー!!」