あたしは勇気をふるって
もう一回中川くんに抱きついた。


でも2秒ほどすれば、限界で
離れようとしたら

中川くんが逆に抱きしめてきた。

「中川くん!?」

「短い。抱きついたってならない。」

中川くんが、離してくれるまで、
あたしはずっと固まったままだった。