そこからは早かった。 日代里と水紀のもとに帰り 挨拶をすると すぐに式をあげた。 内辺一族の次期当主の響愛。 神楽一族の次期当主の龍華。 簡単ではなかったが 2つの里を2人で支えた。 そんななか産まれたのは 美桜(みざくら) 響愛に似て おとなしい性格だった。 龍華は 龍をあやつり、 最後まで里を守り抜いた。 龍華が死んだすぐあと その力は娘の美桜にすいこまれた。