ぐだくだと話をしていると
内辺一族の土地にはいった。

「ここは、いいな。
だが少し肌寒い。」

龍華の目線の先には
あたりいちめんが雪で覆われた
野原だった。

家はばらばらに建っている。

『そうですか?
僕は慣れちゃってて....

あっ、ここです!』

そういって響愛は立ち止まった。

『んーっ!!
響愛ー!お帰りですかー!』


―――――――ドンっ


倒れ込んだのは
響愛と謎の女の子

『うぁっ!
麻里子!やめてください!』

『ふふーん。

っ、その方は?』

「あ、神楽一族 龍華じゃ。」

『神楽様っ!

私は 響愛の妹の内辺麻里子です。』