『では、ついてきてくださーいっ!』
璃稀さんは
さっきから目をキラキラさせながら
歩いている。
まっ、まぶしい璃稀さんっ!!
安曇はいつの間にか沙羅姫の胸のなか。
沙羅姫は光羽さんと同じように
下半身に水の玉をつけて浮いている。
あれかっこいいよね。
『つーきましたよぉぉぉ!』
声を張り上げる 光羽さん。
『はやく、はいりましょうよ!!』
璃稀さんは もう待ちきれないという表情
すると、わたし達の前のふすまが
自動的にあいた。
「いいにおい。」
思わず呟いているのを
沙羅姫はきいていたみたいで
『次期当主の亜美様も
お腹がペッコペコみたいなようなので
いただきましょうか!!』
沙羅姫の掛け声で
璃稀さんは目の前のご馳走を
すごい早さで食べ始めた。