でも、これは、魂を売るんだよね。 「璃稀さんに会えるなら それでいいのかもしれない。 璃稀さんが 私を好きになることは きっと、ないから。」 私は本を思い出しながら 悪魔を呼び出した。 『呼び出したのは、あなた?』 「そう、名前は亜美。」 『私は、ジル。 私と契約して条件を満たすと 魂をもらうわ。 それでもいい?』 「うん。」