(嗚呼、愛しいお方
先ゆく私をお許しください。)

そう思って日代里は覚悟をした直後。

怒りの形相であらわれたは
水紀。

お主たちが怒るのも
私はわかる。

だか、消すのは私で
よかろう。
日代里を消すなんぞ 我が許しませぬぞ。



『お、おやめくださいませ。』

そういう日代里の涙が
緑紀の剣をつたい緑紀の
手にかかる。

その瞬間、
苦しみ悶え 日代里の中に
封印された。

『ガハッ。』
血を吐いて倒れる 日代里。

電紀、光紀、闇紀 は
唖然として見つめるだけ。