とりあえず、上に走った。

息が切れて、
たくさん転んで
擦り傷だらけになったけど

璃稀さんのもとに走った。



「ハァハァハァ、やっとついた。」




―――――ドンドンドンドン




「璃稀さんっ!!
璃稀さん!?」