「お母さん。分身とかいうやつなんだ。」

分身ならしってる
あれでしょ?なんか一人の人の
コピーみたいな。

『そうじゃ。』


「どうして、翡翠さ、お母さんは
私の事を育ててくれなくて
分身にそだてさせるの?」


私の耳にはたこたちの宴なんて
もう聞こえていなかった。

ただ、お母さんが
本人だけど本人じゃないっていう
現実を知らされて
はい、そーですか。とか納得出来る程
私の頭はできてないから
ただ泣くことしかできなかった。