という心の叫びを無視して
たこたちの宴がはじまった。


たこは朱色だけじゃなく
パステルカラーの桃色、黄色、青、紫
たくさんの色がいて
すごく、きもちわ、綺麗で
少し見とれてたけど


「ねぇ、安曇
私、なんでここにきたの?

翡翠さんってだれ?
たこのこの里ってなに?」

安曇はすこし
考えるような仕草をして

『お主は ここの当主 翡翠の娘である。』


「え?私 向こうの方で
おかあさんいるよ!!!」


『そやつは
翡翠の分身じゃよ。
姿かたちは同じであるし
性格も同じじゃ。』