翡翠の分身は
心まで翡翠になるために
地下に眠っていたが

ある晩、目を覚ました。


「安曇、約束通り
人間界で暮らします。


亜美が一人でも平気になった、
力が目覚めるとき

あなたを呼ぶわ。

じゃぁね。」


亜美、七歳の誕生日から
ひと月たったころじゃった。


亜美がいなくなり
神咒孕がもどってきた。

みなは喜んだが
亜美が好きだった。