息とめるもなにも
すう暇がなかったよ。
『亜美、大丈夫か?
もう着いたぞ、妖の世界
神咒孕(かみのはら)じゃ。』
そこに広がるのは
想像をはるかに上回る風景
あぁ、きっと私死んじゃうんだ。
三途の川かなー?
川の向こうで ご先祖様が。。。
って、たこぉぉぉぉ!?
オクトパス!?
こっち見てる!?
「えっと、安曇
私のご先祖様ってたこなのかな。」
『何を言っておる
お主の先祖は... 』
までいいかかったとき
こっちをみていたたこが
川を渡ってくる。
綺麗な川にたこっていう、ね、
しかもそのたこ 朱色なの。朱色。
鮮やかすぎるでしょ!!
え、あれ髭?
たこに髭はえてるの?
『安曇様!!
お待ちしておりました
ところで、神咒孕の時期当主
神楽亜美さまは....そちらのお嬢様ですか?』
疑わしげな目線で
私を見てくるたこ。おいたこ。
生意気だな。
『いかにも、こやつが
神楽亜美じゃ。』