リヴィエルはフレンの目を真っ直ぐに見ていた。親友とは不思議な関係だ。それだけで全てが伝わりあってしまう。

リヴィエルは真剣な顔つきで丁寧に頷いた。

「分かったわ。お互い、正々堂々と全力で戦って、気持ちよく終わりにしましょうか」

リヴィエルは手の甲を前に、顔に手をかざすような構えをとった。

「約束してたわよね……。必殺技、惜しみ無く見せるわ」