それから俯いて小さく、じゃ、俺はこれでとだけ言うと、そそくさと去っていってしまった。


一部始終を隣で見ていたネイダは、本当に面白そうに短く笑った。

そしてリヴィエルの両手の上からマットを取り上げ、リヴィエルの頭の上にやや乱暴な動作で被せると、

「またな」

と言って小走りにゼルを追いかけていった。