「俺、紗和ちゃんが好きだ…」




……え？

龍馬くんが、



“すき”



って言った？

いろんな事が一気に起こりすぎて、頭が混乱する。



「りょ、りょーまくん…？」

あたしは顔を上げようとした。

「あーだめっ！今、俺の顔見るな///！」

そう言って俯く。


か、かわいい…

かわいすぎる！





すると龍馬くんは急に顔を上げて、真剣な表情になった。





「俺と付き合って？…紗和。」






紗和って…反則だよ。

あたしはただ、頷く事しかできなくて…

そして龍馬くんは、にこっと笑った。



きっと今のあたしの顔は、真っ赤だろう。