「おっ。じゃ、そこの2人は決定だな…」

その瞬間、先生の声はかきけされた。


「きゃー!龍馬くんやるならあたしもやるーっ!!」
「あたしもー!!」

「やりますやりまーす!!」


っ…な……
なんなのーー!?

こういう事があるのを忘れてた。
龍馬くんモテるからな……


「…こんなにはできないな…。じゃあ、用具係はじゃんけんにするか。」

「「「ええーっ!!」」」
ブーイングの声が響いた。

ちょ…
それあたしもいやだよ!!
「しょーがないだろ。ほら、じゃんけんじゃんけん。」



ええぇぇっ…!?
じゃんけんなんて…

龍馬くんが負ける可能性もあるのに…
あたしが負けるかもだし。

第一あたし、じゃんけん弱いんだよなー。泣





「先生!」


ん…?
なんで龍馬くん?

龍馬くんは口を開いた。