次の日、登校すると やっぱり龍馬くんは 女の子たちに囲まれてた。





ぶー

囲まれてて 顔は見えないけど 龍馬くん、あの笑顔を そんなに見せないで。



みんな あなたに恋してしまうから…




「紗和…?大丈夫?」


「え?あ、うん。」


全然大丈夫じゃない。
あたし こんなんで話しかけられるのかな…?


「うそつくな!あたしは紗和のことなんでも分かるんだからぁ。」



う…


「なんだそりゃ!笑」



ありがとう、奈美。
もう大丈夫。