月曜日

待ちに待った月曜日

早く君が来ないかと、特にすることもないが、ノートを開きペン類を散乱させる。


8時。


そろそろだ。


早く来い。


教室の一番前の入口からすぐの席。

後ろの入り口から入ってきた彼は、青いリュックをおろし机上に投げ込む。


「おはよ。」
「うっす。」

いつものように小さな挨拶を交わす。


「ねぇ、今度さぁ、スマッシュの打ち方ちゃんと教えてくんない?」

「ジュースおごってくれるならいいよ。」

彼はいつものように、財布を持ってきていないと言う理由で断る。
自分もいつものように、こうやって少し彼を避けている。


同じバドミントン部で、初心者である彼に何かしら教えたりするのはよくある。

隣の席ということもあって、かなり仲良くなった。

まあ、まだ入学して3ヶ月しか経っていないが。

そんなこんなで、友達なのだが。