2階の受付へ行き、カードを機械に通す。

すると、カードに予約の状況が反映された。
一人で感動してしまう。


2階のロビーには次の時間に技能を受ける人たちが沢山待機している。

私は模擬、と言えども、緊張する。

だって、私が車の運転だよ?
できるようになるのかな?

サークルの男友達が運転してる姿を見て、かっこいいな〜って思ったけど、それを私ができるようになるのかな?
って不安。



「木村さーん。」
「吉水さーん。」

教官がゾロゾロと出て来て、教習生の名前を呼ぶ。


おお、こんな感じでその日の教官と対面するんだ!

おっちゃん!って人もいれば、若そうな人も。中には女の教官も。

「あ、カード通した?」
さっきの教官。
「はい、通しました!」

「時間までに通さないとキャンセル扱いになっちゃうので、気をつけてね。」

「はい。来たらすぐ通すようにします。」

「それがいいと思う。じゃあ、行きましょか。」

「はい!」

他の教習生も移動し始める。

「じゃあ、この部屋で。」

私は模擬だから、部屋で行う。
他の人は外へ。

車を運転するのって、怖そうだな。