自己紹介の日から少し経ち私は剣道部に入りそうな子を探すためにクラスを回った。
「剣道部に入ろうと思ってる子いる~?」
やっぱり珍しいもので中々いない。
分かってはいたがさみしい気持ちになった時...
「初心者やけど考えてるよ~」
後ろから声をかけられた。振り返ると小柄なショートカットの女の子が一人いた。その子の名前は森田知紗。
学年に人クラスしかないアドハンスクラスの子だった。
それから、少し会話して次の日に見学がてら部活に挨拶をしに行こうと約束した。