__翌日。


夕方にみんなが来てくれた。
冨樫くんも。


「帆乃香!」
「胡桃…」


また楽しい時間がやってくる。
だけど、それも束の間。

冨樫くんん以外は、みんな
用事で帰って行った。



気まずい。
気まずすぎる。


「……お、俺も帰る」
「ぇと、ぁ、うん‼︎」

少し寂しくなった。

「き、きてくれてありがとうっ」
「おう」

冨樫くんはそう言って帰って行った。


一人で静まり返る病室。





なんであの時寂しいって
思っちゃんたんだろ……。




おかしいな……。