「帆乃香ー!おっはよー!」

そう言って抱きついてきたのは
やけにテンションが高い副会長
梅澤 胡桃(うめざわ くるみ)だった

「胡桃、痛いよ」
「あー!ごめん!」

そう言って胡桃は離してくれた

「いいよ、全然!」
「帆乃香に会えて嬉しかったから」
「なるほど…」

私は苦笑した。

「そだそだ!今日、挨拶でしょ!」
「うん、緊張する」
「だいじょぶだって!帆乃香なら!」
「本当?」
「うん!」
「わたし、頑張るね!」

胡桃は私をいつも安心させてくれる
だから、胡桃は…
私の大親友であると感じる。

そんな胡桃にも、寿也くんにも
まだ秘密を明かしていない。