「詠子、あたしジュースついでくるね。」


あたしもなんか歌おーかなー。


「んー、」



ガチャ


「あ、紫葵ー、これ一緒に歌ぉ…」



「「え"ーーー!?」」



そこにいたのは、紫葵じゃなくて…


どこぞの男が2人。



「ちょ、お前部屋まちがえてんじゃねぇかよ!」



「え!?俺ら305号室じゃなかったっけ?」


なんか勝手に口論し始めた。

あたしの存在忘れてるでしょ。完全に。



「あ、あの…」



「あ、すんませんね!部屋まちがえちゃったみたいで!すぐ帰るんで!じゃ。」


バタン。



「あ、え?帰っちゃった」




ガチャ