「付き合うっていっても別に体目当てじゃないから。お互い寂しい時に側にいるだけの関係。橘も彼氏と別れてさみしそーだし、ちょーど良いじゃん」
「"も"って、玉川君も寂しいの?相沢さんがいるのに」
「俺さ優希の事は好きだよ。でもさ、信用出来ない奴っているじゃん。いっつもしつこく浮気してないかとか聞かれたら、優希がしてるから俺に聞いてくんのかなって思うんだよ。ってかしてるね、あいつ絶対!」
「そんなわけないじゃん!相沢さんは玉川君に一途だよ!ただ少し自分に自信がないだけで……その気持ち私も分かるもん」
自分に自信がない原因は、人それぞれだろうけど。
それを克服するには、簡単にはいかない。
「玉川君には分からないかもね……でも、本当に相沢さんは玉川君の事大事にしてるよ」
呟いて、玉川君に分かって貰えたら良いなと思ったけど。
「愛はお互いの尊重が第一でしょ」
急に立ち上がって顔に顔を近づけてくる玉川君に驚いた瞬間、携帯カメラのシャッター音がして、しまったと、初めて玉川君の黒さを身に沁みて痛感した。
キスはしてないのに、即見せられた画面に映った私達は、角度的にどう見てもしているようにしか見えない。
(やられた……)
「どうする?これ優希に見せたら橘やばくない?」
「や、ヤバイどころじゃないよ!相沢さんから半殺しだよ!!い、いや、殺されるかも!!消して!!」
「ダメ。俺のいう事聞かないと消さない。とりあえず、ソファに座りなさい」
「うう……」
(どうしよう……)
静かな部屋の中。
ソファに座る私を見て意地悪く笑う玉川君は、これまでの彼ではなく、まるで悪魔みたいだった。
「"も"って、玉川君も寂しいの?相沢さんがいるのに」
「俺さ優希の事は好きだよ。でもさ、信用出来ない奴っているじゃん。いっつもしつこく浮気してないかとか聞かれたら、優希がしてるから俺に聞いてくんのかなって思うんだよ。ってかしてるね、あいつ絶対!」
「そんなわけないじゃん!相沢さんは玉川君に一途だよ!ただ少し自分に自信がないだけで……その気持ち私も分かるもん」
自分に自信がない原因は、人それぞれだろうけど。
それを克服するには、簡単にはいかない。
「玉川君には分からないかもね……でも、本当に相沢さんは玉川君の事大事にしてるよ」
呟いて、玉川君に分かって貰えたら良いなと思ったけど。
「愛はお互いの尊重が第一でしょ」
急に立ち上がって顔に顔を近づけてくる玉川君に驚いた瞬間、携帯カメラのシャッター音がして、しまったと、初めて玉川君の黒さを身に沁みて痛感した。
キスはしてないのに、即見せられた画面に映った私達は、角度的にどう見てもしているようにしか見えない。
(やられた……)
「どうする?これ優希に見せたら橘やばくない?」
「や、ヤバイどころじゃないよ!相沢さんから半殺しだよ!!い、いや、殺されるかも!!消して!!」
「ダメ。俺のいう事聞かないと消さない。とりあえず、ソファに座りなさい」
「うう……」
(どうしよう……)
静かな部屋の中。
ソファに座る私を見て意地悪く笑う玉川君は、これまでの彼ではなく、まるで悪魔みたいだった。