「双子?俺、一人っ子」



「ですよね……」





という事は、やっぱりここにいるのは玉川君で、いつもと違うのは何でだろう。





相沢さん一筋って思っていたのは、私の単なる思い違い……?






「橘、痩せてるよね」



「いや、そんな事はないよ……」




掴まれていた肩から玉川君の体温が伝わる。




と、急にドキドキしてきて、私は玉川君を見ない様に俯いた。