(相沢さんから相談されるなんて珍しい。何の事だろう)





「どうしたの……?」


「悲しんでるあんたに相談するのは気がひけるけど、でも、大事な事なの。日本の未来がかかってんの」


「お、大袈裟だね……で、何?」


「青ちゃんに、聞いて欲しい事があるの」


「聞いて欲しい事……?」







相沢さんは、真剣にじっと私の目を見たまま言った。






「私とヤルの嫌なのか聞いて」