薄々気づいてはいた。




洸ちゃんがだんだん痩せていくにつれて、私からも離れていっている気がした。




痩せた事だけが理由じゃないだろうけど、付き合って2年目に私達が別れたのは事実。






「私はまだ好きだよ……」

「ごめん。じゃあ、俺行くから」





いつも一緒に帰っていたのに、校門を出た途端、洸ちゃんは先に歩き出した。